温泉街で働く

温泉街での仕事は、町の飲食店などで働くこともあるかと思われますが、多くの場合はホテルや旅館などの宿泊施設で働くケースがほとんどだと思われます。
ホテルや旅館の仲居さん、キッチン、客室の清掃、温泉の清掃など、その業務は多岐にわたりますので、ひとつの持ち場を担当して行います。

仲人の仕事はハード

ホテルや旅館の代表的な仕事である仲居の仕事になると、その仕事内容はかなりハードです。
朝早くに出勤をして宿泊客の朝食の準備(調理ではなく配膳の準備)を行い、その後お客さまが部屋を空けている間に部屋の掃除をおこなします。
宿泊施設によりますが、昼休みは3時間程度ゆっくりいただけるものの、その後は夕方から夜ノ10時くらいまで働かなければならないので、ほぼ一日働き詰めということに。
休憩中に何処かに出かけてよいというわけではありませんので(ちょっとした銀行や買い物などは可能です)、一日ずっと旅館内にいなければならないということもあります。

忙しくてお金がたまる

このようにハードな仕事にはなりますが、忙しい分遊びにお金を使う時間がないので、効率的に稼ぎたいという方には向いている仕事であるといえます。
近隣に遊ぶところがないホテルも多いので、お金を使う必要がないというのは助かりますよね。
また、宿泊施設によっては空いている時間や休みの日に温泉を利用してよいというところもありますので、フリータイムは温泉に入り放題であるというメリットも。

人間関係や休日の有無がネック

ハードワークである以外のデメリットは、ずっと旅館内で働いている仲居同士で仕事をするので、人間関係がこじれてしまうとかなり面倒になる、ということがあるようです。
もちろん、仲居同士で楽しく働いている宿もありますが、そうでない場合は厳しいと感じることもある様子。
そのほか、期間限定の仕事だと休日がほとんどないので、本当に休みなく働かなければならないということもあるのだとか。
あとは、夕ごはん時は仲居の仕事も忙しいので、夕食がゆっくりとれないというデメリットもあるようです。

適性があえば長く続けられる

実際にかなりハードな仕事なので、1日、2日でいやになって逃げ出してしまうという方もいらっしゃるようですが、その反面、60代後半になっても働いている方もいらっしゃいますので、自分の適性にはまり、仕事に慣れてしまえば長く働けるお仕事であるともいえます。
期間限定で募集していることもありますし、通年募集していることもあるようですので、ライフスタイルに合わせて働けるのも魅力。
気になる方は一度チャレンジしてみてもよいかもしれません。